米国株式相場は反発。ダウ平均は439.58ドル高の27940.47ドル、ナスダックは293.87ポイント高の11141.56ポイントで取引を終了した。主要ハイテク株の回復や7月JOLT求人件数が予想を上回り経済封鎖前の水準を回復したため投資家心理が改善し、寄り付きから上昇した。英国の製薬会社アストラゼネカが副作用の懸念から同社開発のコロナワクチンの最終治験を一時中断するとの報道で失望感が広がったが、その後、来週にも試験を再開する可能性が報じられた。下落の目立っていた主要ハイテク株に幅広く買いが継続し、引けにかけては上げ幅を拡大する展開となった。セクター別ではソフトウェア・サービス、テクノロジー・ハード・機器が大きく上昇。

カード会社のマスターカード(MA)は8月もビジネス回復継続が見られると発表し上昇。配車サービスのリフト(LYFT)も利用客が4月の水準まで回復したことが好感され上昇した。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はアナリストの投資判断引き上げが好感され上昇。3営業日連続で売られた携帯端末のアップル(AAPL)や電気自動車のテスラ(TSLA)は押し目買いで上昇した。一方、宝飾品メーカーのティファニー(TIF)は、フランスの高級ブランド、モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)が買収撤回の意向を申し出たことが嫌気され急落。ビジネスコミュニケーションツールを手掛けるスラック・テクノロジーズ(WORK)は業績見通しの引き下げが嫌気され急落した

NY市では30日から収容率25%の条件で、レストランの室内営業再開が承認された。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ439ドル高、 ハイテク株の回復が支援