本日のマザーズ先物は続落が予想される。3日の米国市場はダウが807.77ドル安の28292.73ドル、ナスダックは598.342ポイント安の11458.101ポイントとなった。米国政府が新型コロナウイルスのワクチン投与にあたり各州・地域の政府に対して11月1日までに準備するよう通達したことが好感され、小動きで寄り付いた。しかし、8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたほか、これまで相場の牽引役であったハイテク株に幅広く売りが広がり、引けにかけては下げ幅を拡大した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは大幅反落。本日のマザーズ先物は大幅反落となった米国市場や軟調なナイトセッションの流れを引き継ぎ続落が予想される。昨日は時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>やAI inside<4488>などに高値警戒感から利食い売り出たとの観測が流れていた。本日もこの動きが続くことで先物への売り圧力が強まることが予想される。なお、3日夜に開催されたG20外相会合で、茂木外相が
「世界経済の回復に向けて国際的な人の移動を再開させることが不可欠」と指摘した。このことは、本格的な経済再開への思惑を高めることから、マザーズ先物には一定の下支え要因となろう。本日の上値のメドは1091.0pt、下値のメドは1031.0ptとする

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続落、高値警戒感から利食い売り続く