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米連邦準備制度理事会(FRB)は米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表した。ミネアポリス連銀により7月6日から8月24日までの情報をもとに作成された。
経済活動はほとんどの地区で拡大も、ペースは緩慢で危機依然の水準を下回ったと報告された。また、製造業や消費は拡大も遅いペースで、見透しは緩やかに楽観的ながら、パンデミックへの懸念は存続していることがわかった。雇用もいくつかの地域が鈍化を報告。
結果は、次回9月連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBが大規模緩和を据え置くことだけでなく、フォワードガイダンスの修正などで回復を支援する追加緩和を導入することも正当化すると考えられる。
米10年債利回りは0.65%前後で推移。ドルは高値圏で推移。ドル・円は106円26銭へじり高推移。ユーロ・ドルは1.1828ドルで安値を探る展開となった。
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「経済活動はほとんどの地区で拡大。ペースは緩慢。危機依然の水準を下回る」「引きつづき不透明性や変動の高さが広範な課題に」
「いくつかの地域が雇用の鈍化を報告」「製造業雇用の伸びが目立つ」
「商業不動産は依然縮小」
「居住住宅建設は明るい」
「物価圧力は依然緩やか」
「製造業や消費は拡大も遅いペース」
「見透しは緩やかに楽観的だが、パンデミックへの懸念は存続」
「銀行融資需要は若干拡大」
「農業状況は引き続き低価格が響いている」
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