本日のマザーズ先物は、反発が予想される。14日の米国市場はコロナ感染再燃により経済活動の再開を数段階戻す動きが見られ景気回復が遅れるとの懸念や米中関係の悪化懸念から下落で寄り付いた。しかし、引き続きウイルスワクチン開発期待が下支えとなり上昇に転じた。ハイテク株の利益確定が散見される一方、当局による大規模支援策が長期に渡って維持されるとの期待から引けにかけては景気敏感株がけん引し上げ幅を拡大して取引を終了した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は大幅上昇した米株式市場や堅調なナイトセッションの流れを引き継ぎ反発が予想される。国内では政府が中央銀行のデジタル通貨の検討を公式に掲げると日本経済新聞が報じている。また、本日、日銀の政策決定会合の結果が発表される。15時過ぎの日銀総裁の会見では話題の中銀のデジタル通貨(CBDC)について言及されることが期待されており、時価総額上位のマネーフォワード<3994>など仮想通貨関連銘柄が先物を下支えすることが期待される。上値のメドは1002.0pt、下値のメドは943.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、中銀デジタル通貨に期待