米国株式相場は反発。ダウ平均は477.37ドル高の25605.54ドル、ナスダックは96.08ポイント高の9588.81ポイントで取引を終了した。6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値や5月の輸入物価指数が予想を上回ったため景気見通しの改善を好感して大きく上昇して寄り付いた。しかし、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が、今後ウイルス感染者数が劇的に増加した場合、厳しい予防措置が再び必要になると警告したことが嫌気され、一時下落に転じる局面もあった。引けにかけては押し目買いなどに下値が支えられ再び上昇する値動きの荒い展開となった。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品、エネルギーが上昇、一方で、食・生活必需品小売りが下落した。

ソフトウェアのアドビ(ADBE)は昨日引け後に発表された良好な決算が好感され急伸し、過去最高値を更新した。スポーツ用品小売りのディックスポーツ(DKS)は配当支払いを再開する計画を発表し上昇。ヨガアパレル小売りのルルレモン(LULU)は決算が予想を下回り下落。電動自動車(EV)のテスラはゴールドマンサックスとモルガンスタンレーが相次いで投資判断を引き下げ下落した。

住宅ローン金融大手のクイッケン・ローンズが新規株式公開(IPO)を申請したことが報じられた。

(Horiko Capital Management LLC)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:米国株は反発、CDCの警告で値動き荒い展開