TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:6010円(前日日中取引終値比↓74円)

・想定レンジ:上限6025円-下限5950円

19日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は利益確定売りが優勢となりそうだ。新型コロナウイルスのワクチンの初期臨床試験において有効性が確認されたことや原油価格の上昇、FRB(米連邦準備理事会)による追加緩和観測などの好材料を背景に、昨日の米国株式市場では主要3指数が揃って大幅高となった。225先物もナイトセッションの間に20680円という直近高値を更新するレベルにまで上伸している。昨日の国内新規感染者数も引き続き低水準であったことから、国内でも経済活動再開への一層の期待を追い風に株高の風が吹くだろう。このため、安全資産である金は昨日節目の6000円を突破して年初来高値を更新していることもあり、利食い売り優勢のなか下落することが予想される。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:下落、リスクセンチメントの改善受けて売り優勢