TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:5959円(前日日中取引終値比↑71円)

・想定レンジ:上限6025円-下限5900円

15日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は堅調となりそうだ。前日の米株式市場では、自律反発要因に加え、国際エネルギー機関(IEA)が2020年の石油需要予測を引き上げたことを契機とした原油価格の上昇もあり主要株価指数は反発。ただ、新型コロナウイルスの2次感染への警戒感等に伴う二番底懸念もくすぶり始めており、リスクオンムードはやや後退してきている。東京金先物もナイトセッションの間に4月27日以来となる高値をつけてきている。また、昨日1ドル=106円90銭台まで進んだ円高も再度1ドル=107円台と戻してきていることも金先物の後押し要因となろう。取引時間中に発表される中国の経済統計次第では高値で節目の6000円を超える場面もあるかもしれない。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:堅調、リスクオンムード後退基調継続か