(16時40分現在)

S&P500先物      2,847.88(-4.62)
ナスダック100先物   9,078.00(-0.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。NY原油先物(WTI)も軟調地合いで、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


12日の主要3指数は下落。前日終値から約2%安となり、ダウは457ドル安で24000ドルを割り込んだ。米国立アレルギー感染症研究所所長の議会証言で、前のめりのロックダウン解除による新型コロナウイルスの感染再拡大に懸念が強まった。また、ウイルス発生源をめぐり米中関係の悪化が意識され、市場心理を圧迫。半面、NY州の制限措置の一部緩和などが好感され、株売りを弱める場面もあった。


本日は底堅い値動きとなりそうだ。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のオンラインセミナーでの発言が注目材料。インフレは大幅に鈍化しているが、マイナス金利導入には否定的な姿勢を示すとみられ、積極的な株買いは入りづらい見通し。ただ、前日に比較的大きく下げた反動で、買いが入りやすいだろう。また、米中対立などへの警戒感は根強いものの、引き続きNY州をはじめロックダウンの段階的解除が期待されよう。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:底堅い値動きか、NY州の制限解除などに期待