TOCOM金 21年4月限・夜間取引終値:5811円(前日日中取引終値比↓62円)

・想定レンジ:5750円-5900円

4月1日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年4月限)は小動きとなりそうだ。前日の米国市場では、週次新規失業保険申請件数が過去6週間で3000万件に達したほか、3月個人消費支出が過去最大の落ち込みを記録したことなどを受けて主要株価指数は反落した。こうした背景に加えて、昨日、日経平均が大幅上昇で節目の20000円を達成していることや大型連休前ということもあり、本日の東京市場でも、株式などのリスク資産は利益確定売りに押されそうだ。そのため、安全資産である金先物は逆に堅調な展開となることが見込まれる。また、緊急事態宣言の延長観測も金への需要を強める要因となろう。ただ、連休中の海外市場動向は不透明であるため、リスク資産にしても安全資産にしても、どちらか一方に持ち高を傾ける動きは考えにくく、そのため狭いレンジでの推移となりそうだ。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:小動き、緊急事態宣言の延長観測など受けて堅調推移か