TOCOM金 21年2月限・夜間取引終値:5850円(前日日中取引終値比↑46円)

・想定レンジ:5825円-5925円

21日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は上昇しそうだ。前日の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で、米国の原油在庫が貯蔵能力の限界に達するとの見方が強まり、5月限のWTI原油先物価格が史上初のマイナス圏に陥るなど異例の事態に。NYダウなどの主要株価指数も大きく下落した。こうした市場心理の悪化から東京金先物はナイトセッションの間に値を上げてきている。本日の日本市場においても、日経平均が心理的な節目である19000円近い水準まで下げるような場面があれば、東京金先物はナイトセッション終値比でもさらに上値を追う可能性がある。一方、日銀によるETF買いへの思惑などで株式相場が下げ渋るようであれば、金先物はこう着感を強めることとなろう。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:上昇、原油安を受けたセンチメント悪化が金需要に繋がる