17日のマザーズ先物は前日比12.0pt高の722.0ptと5日続伸して終了した。高値731.0pt、安値は710.0pt。取引高は4203枚。

本日のマザーズ先物は、引き続き個人投資家のマインド改善を受けた買いが続いた。
トランプ米大統領が日本時間の早朝、米国経済の再開に関する指針を公表し、米経済の早期正常化への期待感から時間外取引の米国株価指数先物が大幅高となったことが好感されたほか、安倍晋三首相が前日に緊急事態制限を全国に拡大すると表明したことで、市場では「新型コロナウイルスの感染封じ込め効果が期待され、日経平均が上伸したことも買い安心感につながった」との声も聞かれた。マザーズ先物は一時前日比21.0pt高の731.0ptまで上伸した。また、メルカリ<4385>やラクス<3923>、Sansan<4443>といった指数インパクトの大きい主力株が値を上げたことも支援要因になったようだ。ただ、連日の株価上昇に対する警戒感も拭えないほか、週末の持ち高調整の売りも散見され、買い一巡後は高値圏でのもみ合い展開が続いた。

本日のマザーズ市場では、デンマーク企業との共同研究契約を締結した窪田製薬<4596>が前日比80円(+34.63%)高の311円、第1四半期の好業績が蒸し返されたAHCグループ<7083>は前日比400円(+25.69%)高の1957円、オンラインでの婚活をサポートするビデオ通話アプリをリリースしたリンクバル<6046>は前日比50円(+25.25%)高の248円、直近IPO人気が続いている松屋R&D<7317>も前日比400円(+22.47%)高の2180円、リモートワーク関連として継続的に物色されたサイバーセキュリティクラウド<4493>は前日比5030円(+19.33%)高の31050円、業績予想を上方修正したネットイヤー<
3622>も前日比80円(18.47%)高の513円といずれもストップ高まで買い進まれた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:外部環境の好転で5日続伸(4月17日)