米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比137万件減の524.5万件となった。予想550.0万件は小幅下回ったものの、4週連続で2200万件となった。失業保険継続受給者数は1197.6万人で、前回744.6万人から増加した。予想1326.0万人は小幅下回った。

4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は‐56.6と、予想-32.0以上に落ち込み、過去最低となった。NY連銀製造業景況指数に続き最新の地区製造業は過去最大の落ち込みとなっている。

同時刻に米商務省が発表した3月住宅着工件数は前月比‐22.3%の121.6万戸と、予想130.0万戸を小幅下回り2019年7月来で最低となった。住宅着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は前月比‐6.8%の135.3万戸と、予想129.6万戸を上回ったものの、2019年7月来で最低となった。

米国の新規失業保険申請件数の増加で景気先行き見通しが悪化し米国債は続伸。10年債利回りは0.655%から0.6%まで低下した。ドル・円は107円60銭付近から107円42銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0901ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・3月住宅着工件数:121.6万戸(予想:130.0万戸、2月:156.4万戸←159.9万戸)
・米・3月住宅建設許可件数:135.3万戸(予想:129.6万戸、2月:145.2万戸)
・米・4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:‐56.6(予想:-32.0、3月:-12.7)
・米・先週分新規失業保険申請件数:524.5万件(予想:550.0万件、前回:661.5万件← 660.6万件)
・米・失業保険継続受給者数:1197.6万人(予想:1326.0万人、前回:744.6万人←745.5万人)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米新規失業保険申請件数/3月住宅着工件数/4月フィリー連銀製造業景況指数(訂正)