NY原油先物は、4月1日からロシアやサウジアラビアが増産を計画しており供給過剰懸念が広がったほか、新型ウイルスの蔓延で需要が大幅に鈍化するとの懸念に一時19ドル台まで下落し、18年ぶり安値を更新した。

その後、原油市場の暴落を警戒し、トランプ大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、「エネルギー市場の安定が重要である」という点で合意したと伝えられると、原油は20ドル台を回復。

一時伸びが失速した株式相場も再び上昇幅を拡大。ダウ平均株価は550ドル高で推移した。

商品通貨とされるカナダドルは安値から反発。ドル・カナダは1.4184カナダドルの高値から1.4132カナダドルへ反落。カナダ円は76円01銭の安値から76円30銭まで反発した。豪ドル・ドルは0.6112ドルから0.6160ドルまで上昇。NZドル・ドルは0.5984ドルの安値圏から0.6010ドルまで上昇した。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油先物19ドル台から20ドル台回復、米露が市場の安定で合意との報