本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅反落や円高進行を背景にリスク回避の流れが波及しそうだ。前日の米国市場は、新型肺炎の感染が拡大するなか、米景気減速に対する先行き懸念が広がり、NYダウは大幅に反落した。円相場もNY市場としては約半年ぶりに1ドル=105円台へと円高が進行するなどリスク選好ムードが大きく後退している。日経平均も反落スタートが想定されるだけに、マザーズ先物にも売りが優勢となろう。新型肺炎の感染者拡大による世界景気の減速懸念が拭えないなか、市場では「新型肺炎に収束の兆しが見えてないだけに、2020年1-3月期だけでなく、4-6月期まで景気、企業業績が低迷する可能性もある」との声が聞かれ、不安心理が増幅している。また、「来週の特別清算指数(SQ)算出日までは先物主導で上下に大きく振らされる場面がある」とみており、上下に振幅の大きな展開が見込まれる。上値のメドは725.0pt、下値のメドは695.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:リスク回避の動きが鮮明に