米国株式相場は上昇。ダウ平均は275.08ドル高の29551.42、ナスダックは87.02ポイント高の9725.96で取引を終了した。新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあると伝わり、買いが先行。米大統領選の民主党候補者指名に向けたニューハンプシャー州予備選ではバーニー・サンダース上院議員が勝利したものの、他候補との差は僅かであり指名争いが難航するとの見方から、トランプ大統領が有利であるとして終日堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や消費者・サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや電気通信サービスが下落した。

国民皆保険の導入を掲げる民主党候補者の指名争いが混戦となるなか、トランプ大統領の再選確率が高まったとの見方が広がり、ユナイテッドヘルス(UNH)やヒューマナ(HUM)など医療保険銘柄が上昇。半導体のマイクロンテクノロジー(MU)は、UBSによる投資判断引き上げを受け堅調推移。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、決算内容が嫌気され急落した。

ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、マーケット終了後に11-1月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ275ドル高、トランプ大統領の再選期待が強まる