米国株式相場は下落。ダウ平均は152.06ドル安の29196.04、ナスダックは18.14ポイント安の9370.81で取引を終了した。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎により、アジア株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行。ワシントン州で同ウィルスの感染者が確認されたと伝わり、感染拡大への懸念から軟調推移となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や不動産が上昇する一方でエネルギーや運輸が軟調。

航空機のボーイング(BA)は、737MAX機の運航再開について当局から承認は、早くても6-7月頃になるとの見通しを示し、航空各社への補償額増加による財務懸念から下落。大手行のモルガン・スタンレー(MS)は、シティグループによる投資判断引き下げを受け軟調推移。一方で、抗生物質の開発を手がけるノババックス(NVAX)は、中国の新型ウィルスへの懸念が広がる中、ワクチン開発への期待から70%を超す急騰。代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)が植物由来の朝食メニュー拡大を発表し大幅上昇となった。

動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。一方で、軟調な契約者数見通しが嫌気され、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ152ドル安、米国でも新型ウィルス感染者が発見される