NY株式相場は上昇。ダウ平均は68.50ドル高の28703.38、ナスダックは50.70ポイント高の9071.46で取引を終了した。イラン情勢緊迫化への警戒感から下落して寄り付いたものの、その後は緩やかに下げ幅を縮小する展開となり、引けにかけて上昇した。セクター別では、メディア・娯楽やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が軟調。

検索大手のアルファベット(GOOGL)はアナリストの目標株価引き上げを受けて上昇。家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、2億5千万ドル相当の店舗など保有不動産を投資ファンドに売却した上で、改めてリース契約を結ぶ取引を発表して上昇。一方でオフィス機器などのゼロックス(XRX)はHP(HPQ)の買収に向けて240億ドルの借入枠を確保したことを明らかにしたが、財務負担への懸念から下落。自動車のフォードは2019通年の自動車販売台数が3.2%減となり、小幅下落。

イランでは米軍による空爆に対して、対抗措置を求める声が高まっているようだ。武力よりもサイバー攻撃の可能性が指摘されており、クラウドストライク(CRWD)やパロアルト・ネットワークス(PANW)などサイバーセキュリティー関連銘柄が物色されている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ68ドル高、イラン情勢警戒も引けにかけて上昇