23日の日経平均は小幅ながら4営業日ぶりに反発した。高寄りした後は上値が重く、終値は下降する5日線を下回った。ローソク足は6日連続で陰線を引く一方で、ザラ場安値は先週末20日安値を上回り、上下いずれにも動意は窺えなかった。一目均衡表でも
転換線が4日連続、基準線が5日連続でそれぞれ同値で終了し、もみ合い継続を示唆している。ボリンジャーバンドでは+1σに接近して終了し、+3σを超えた17日を直近ピークとするスピード調整が続いた格好。RSI(14日ベース)は58.11%(先週末62.76%)、東証1部の騰落レシオ(25日)は101.13%(同105.22%)といずれも中立圏中央付近で取引を終え、相場が割高感にも割安感にも乏しい位置にあることを示している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:4日ぶり小反発、転換線と基準線が連日の横ばい