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20日の米国長期債相場はもみ合い。米中貿易の見通し改善が下支えとなった。ムニューシン米財務長官は19日、来年1月初旬に米中首脳が貿易協議「第1段階」合意に署名することは確実としたほか、トランプ大統領が20日ツィートで貿易合意に関して中国の国家主席と電話会談したことを明らかにし、中国がすでに大規模な米農産物などの購入を開始しており、正式な署名に関する準備も整いつつあるとした。また、米下院は北大西洋自由貿易地域(NAFTA)の修正版である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を承認。USMCAは今後、上院に送られる。ムニューシン米財務長官はUSMCAが米国国内総生産(GDP)の成長で0.5%プラスに寄与すると言及。米国の商工会議所CEOは声明の中で、「USMCAは、北米貿易不均衡を是正し、米企業を支援、競争力を強める」と絶賛した。
2年債利回りは1.63%(前日比:±0bp)、10年債利回りは1.92%(同比:±0bp)、30年債利回りは2.34%(同比:-1bp)で取引を終えた。
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