以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレで勝てない人のためのブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年12月9日12時に執筆

こんにちは。『デイトレで勝てない人のためのブログ』を執筆しているRと申します。この度出版させていただいた書籍『初心者にもできる逆張りデイトレードの極意』は多くの皆様のご協力で順調に購入いただいています。この場を借りてお礼申し上げます。自分の手法や考え方はもちろん全て書いてあります。ロスカットが出来なくても勝てるという内容もあります。良かったらご覧になってみて下さい。

■ロスカットは本能が拒絶するようになっている

人間はピンチになっても自分だけは助かるだろうと思い込んでしまう「正常性バイアス」や、損失を回避するように動く「プロスペクト理論」などを持っているといいます。これは本能的なものですから「わかっていても直せない」部類に入ります。そしてこれらの理論をデイトレードに当てはめると、ロスカットは本能的にできなくなっていると言えます。

とは言え、経験を積むことで感情を制御し、ロスカットを使いこなすトレーダーさんもたくさんいます。しかし私はいつまで経ってもロスカットを素直に受け入れられるようにはなりませんでした。本能には勝てなかったわけです。

■直すのか諦めるのか

多くの人はここでロスカットができない状態から抜け出す努力を続けることと思います。しかし私はここでロスカットすることを諦めました。勝つことを放棄したわけではありません。勝つためにロスカットを諦めたのです。

ロスカットができないことで負け続けていると、どうしても「ロスカットさえできれば勝てるのに」という気持ちになってしまいます。繰り返していくうち、心が支配されてしまうほどに。

しかしそんなものは幻想に過ぎません。今勝てていないことを無理やり納得させるために「ロスカットができていないという事実」に責任を押し付けるような行為です。仮にロスカットができるようになったとして、本当に勝てるものでしょうか。それはまた別問題のはずです。

それでも「ロスカットさえできれば・・・」とロスカットができるようになる努力を続けてしまうことでしょう。では仮に、ロスカットを諦めることができればどうなるか、考えてみて下さい。

■諦めたその後に

「ロスカットを徹底することができれば勝ちに近付く」という理論は一般的に普及されています。しかしそれと同等かそれ以上に、ロスカットを徹底することこそ難しいと皆知っているはずです。

そんなにも難しいことをマスターしようとせず、諦めてしまえばその代替案はいくらでも出てきます。私の場合の答えは「機会損失を増やしてでもロスカットを物理的に減らす」というものでした。

私は逆張り手法がメインとなりますが、単純に下げた株を狙うのではなく、下げ過ぎた株を狙う逆張りにしたのです。そうすると狙っていた銘柄が思うように下がらず反発するケースも増え、機会損失は増えます。

しかし反面、買えたところが一連の最安値付近となり、即反発するケースも格段に増えました。そうなると大きく買値を貫かれるケースも減り、大きな含み損を作る回数そのものが大きく減ったのです。

こうして物理的に含み損機会を減らすことで、ロスカットができなくても大損する回数は格段に減ります。また、買値を徹底することにより、マイナスになるトレードでも小さな含み損で済む時間帯も増えます。その程度の含み損ならば笑ってロスカットできることもあるでしょう。

逆張りは怖いという人も多いです。しかし買値を徹底した逆張りはそんなに怖いものではないと私は思っています。ロスカットができないことで悩んでいる方は是非、買値を徹底した逆張りデイトレードへのチャレンジをしてみてはどうでしょうか。


いかがだったでしょうか。今回はここまでですが、「デイトレで勝てない人のためのブログ」サイトを開設し、私が使っている負けない手法の内容やお役立ち情報を大量に載せました。
「デイトレで勝てない人のためのブログ」で検索して是非ご覧下さい。書籍についての詳しい情報も載せています。

あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。

どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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執筆者名:R
ブログ名:デイトレで勝てない人のためのブログ



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家R:ロスカットができなくてもデイトレは勝てる!【FISCOソーシャルレポーター】