日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比+0.18pt(上昇率1.26%)の14.37ptと上昇した。なお、高値は14.64pt、安値は13.96pt。前日の米国市場は感謝祭の祝日で休場。新規材料難のなか、225先物は寄り付きこそは1ドル=109円台後半の円安基調を背景に小高く始まったが、朝方の円安基調が円高方向に戻されたことや、ここのところ安定していた香港ハンセン指数が大きく下落したことでセンチメントが後退し、次第に売りに押された。これに伴い、日経VIは低下して始まった後に大引け近くまで上昇し、前日比で小幅にプラスとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経VI概況:上昇、香港情勢を巡る不透明感がセンチメントを冷やす