20日の日経平均は続落した。終値は下向きの5日線を下放れたが、ザラ場安値は14日に付けた先週安値を割り込まず、もみ合い圏内での動き。ローソク足は短い陰線の胴体から上下にヒゲを出す「唐傘」を形成して売り買いの拮抗状態を窺わせた。一目均衡表では、遅行線は株価との上方乖離幅を急速に縮小して強気シグナルが薄れた。ボリンジャーバンドでは、+1σと中心線で作るレンジの中央付近で大引けを迎えており、8日の+2σ接近を直近ピークとして中心線側に向かう調整圧力が明日も続きそうだ。RSI(14日ベース)は54.05%(昨日60.52%)に低下し、こちらも50%付近に向けた短期的な調整トレンド継続を示唆している。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:続落、5日線下放れも先週安値をキープ