米国株式相場は横ばい。ダウ平均は27691.49ドルと前日比変わらず、ナスダックは21.81ポイント高の8486.09で取引を終了した。トランプ大統領が欧州製自動車に対する追加関税の方針決定を6か月間先送りするとの報道を受け、買いが先行。本日予定されている同大統領の講演内容を見極めたいとして様子見ムードとなったものの、米中協議をめぐる関税撤回について明確に発言せず、上げ幅を縮小して小動きとなった。セクター別では、ヘルスケア機器・サービスやメディアが上昇する一方で不動産や運輸が下落した。

食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、決算は予想を下振れたものの、来年度の業績見通しに楽観的な姿勢を示し上昇。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、本日より開始した動画配信サービスで一部不具合が生じたものの、予想以上の需要が殺到したことを理由に挙げ堅調推移。住宅建設会社のDRホートン(DHI)は、決算内容が好感され買われた。一方で、自動車部品小売のアドバンス・オート・パーツ(AAP)は、既存店売上高が予想を下振れ下落。食品メーカーのディーン・フーズ(DF)は本日、破産法11条の適用を申請して破綻した。

製薬のアッヴィ(ABBV)は、630億ドルでの同業アラガン(AGN)買収のため、大型起債を実施する予定。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは前日比変わず、トランプ大統領の講演は想定通り