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18日の米国長期債相場は高安まちまち。英国のEU離脱に対する見方が分かれている。英国は31日の欧州連合(EU)離脱期限を控えて、英議会は19日にジョンソン首相と欧州連合(EU)が合意した新離脱協定に関して特別審議を開催、採決を予定している。結果次第で、来週の相場の明暗を分けると見られる。北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)や野党・労働党のコービン党首は新協定案に反対する意向をすでに表明。ユンケル欧州委委員長やフランスのマクロン大統領は議会が協定案を否決しても、離脱延期を承認すべきではないとの考えを示している。ただ、一部は、合意ない離脱を回避するために、ジョンソン首相が英議会の支持を得る戦略との見方もあり、万が一、議会が否決した場合、EUも合意ない離脱を避けたいことにかわりはなく最終的に離脱延期を承認することになるだろうと楽観視している。また、英フィナンシャルタイムズ紙はジョンソン首相がすでに承認に必要な支持票を獲得している可能性があると報じており、期待も増すが採決までわからない。320 の支持票を得られるかどうかに焦点が集まる。
2年債利回りは1.57%(前日比:-3bp)、10年債利回りは1.75%(同比:±0bp)、30年債利回りは2.25%(同比:+2bp)で取引を終えた。
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