9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円93銭まで下落後、107円18銭まで上昇して引けた。ムニューシン米財務長官が米中閣僚協議を控えて、米中貿易協議が大きく前進したと明らかにすると、何等かの合意期待が広がりリスク選好のドル買い・円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1028ドルから1.1068ドルまで上昇して引けた。。ドイツが必要とあれば予算を修正する意向だと報じられると、景気への不安が緩和しユーロ買いが優勢となった。

ユーロ・円は、117円94銭から118円51銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2374ドルから1.2317ドルへ軟化。英国経済が景気後退入りするとの懸念が後退したほか、欧州連合(EU)離脱延期法案が正式に成立したため、合意ない離脱への警戒感が後退したためポンド買いが継続し、高止まりとなった。

ドル・スイスは、0.9888フランから0.9918フランまで上昇した。

[経済指標]・米・7月消費者信用残高:+232.94億ドル(予想:+160.00億ドル、6月:+137.81億ドル←+145.96億ドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 9月9日のNY為替概況