本日のマザーズ先物は、前日の米ハイテク関連株に上昇を受けて買い先行で始まりそうだ。前日の米国市場は、一部半導体大手の好決算を映して、ナスダック総合指数は史上最高値を更新しており、半導体関連銘柄で構成するSOX指数も続伸。
為替も1ドル=108円台前半で落ち着いており、個人投資家マインドの改善に繋がりそうで、マザーズ先物にも好影響をもたらしそうだ。一方で、国内主力企業の決算発表が始まった。前日は取引終了後に日本電産<6594>やアドバンテス<6857>
などの決算発表があった。両社とも米中貿易摩擦の拡大により、純利益は大幅な減益となった。半導体関連企業への投資意欲が盛り上がっていただけに、業績悪化を背景に売りが波及する可能性があり警戒が必要だろう。一方、目先の悪材料出尽くしと捉えられ、これら銘柄が堅調地合いになれば、マザーズ先物にも買いがシフトしてこよう。上値のメドは890.0pt、下値のメドは870.0ptとする。

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米ハイテク株高を背景に買い先行か