23日の米国市場は、NYダウが177.29ドル高の27349.19、ナスダック総合指数が47.27pt高の8251.40、シカゴ日経225先物が大阪日中比95円高の21695円と堅調だった。為替は昨日の流れから続き引き続き1ドル=108円台で小幅に円安。米中貿易の進展期待やコカ・コーラを始めとする米主要企業の好決算、米連邦政府の債務上限問題に関する合意などの好材料を受けて、東京市場も上値が軽い展開が期待される。昨日の米ゴールドマン・サックスによる米半導体関連株のレーティング引き上げに続き、23日に発表されたテキサス・インスツルメンツの7-9月期(第3四半期)決算が売上高および利益の見通しがともに市場予想を上回ったことも好感されるだろう。個別では、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、安川電<6506>といった設備関連株や村田製<6981>、東エレク<8035>をはじめとする電子部品株の値上がりが予想される。また、米長期金利の上昇をプラス材料として三菱UFJ<8306>など大手金融株にも買いが入ろう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたアサヒ<2502>、オービック<4684>、OBC<4733>、ワコム<6727>、太陽誘電<6976>、サイゼリヤ<7581>、三井住友FG<8316>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:太陽誘電やアサヒに注目