本日のマザーズ先物は、もみ合い展開が予想される。前日の米国市場は、NYダウが史上最
高値を更新し、半導体関連銘柄で構成されるSOX指数も上昇した一方、ハイテク関連銘柄で構成されるナスダック総合指数は小幅安となるなど高安まちまちだった。日経平均も前日の終値付近でのスタートとなりそうで、マザーズ市場も手掛かり材料に乏しい状況だろう。一方、注目された安川電<6506>の2019年3-5月期の純利益は7割の減益となるなど市場予想を下回る決算だった。夜間取引でも3%以上下落しており、FA関連や中国関連などへ悪影響を及ぼす可能性がある。好悪材料が交錯する状況では、積極的な売買は見送られるだろう。また、三連休を控えており、持ち高調整売りが想定されるが、短期資金が消去法的に値動きの軽い中小型株や前日同様に任天堂関連株などに向かえば、マザーズ先物にも買い戻しが入るきっかけになることも予想される。上値メドは905.0pt、下値のメドは890.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米国株高と中国関連株売りで方向感定まらずか