欧州市場でドル・円は108円30銭付近で推移。ドラギ欧州中銀(ECB)総裁が一段の利下げについて「政策手段の一部」とし、量的緩和は「まだかなりの余地がある」と発言。それを受けたユーロ・ドルの急落で、ドルはやや値を戻した。ただ、欧州株高でやや円売りに方向に振れているが、米長期金利の低下でドルの上昇は抑えられているようだ。

 午後6時に発表されたドイツの6月ZEW期待指数が-21.1となり(予想:-5.6、5月:-2.1)、ユーロ売りに拍車がかかっている。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円30銭から108円35銭、ユーロ・円は121円09銭から121円66銭、ユーロ・ドルは1.1182ドルから1.1238ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は戻りが鈍い、ユーロ・ドル1.12割れ