本日のマザーズ先物は、決め手になる材料にかけ、様子見姿勢が強まりそうだ。前日のマザーズ市場は、中国のGDPなど良好な中国経済指標を映して、世界的な景気後退に対する過度な懸念が後退したことなどから、大幅に反発。引き続き外部環境の落ち着きを背景に本日も朝方からマザーズ先物の底堅いスタートが意識されるだろう。一方、週後半にかけて、欧米市場が休場となることから海外勢のフローが限られることが想定されるなか、積極的な売買は手控えられよう。また、国内でも10連休を控えているため、個人投資家も早期に手仕舞う動きに出てくることも想定され、戻り待ちの売り圧力が強まることも予想されよう。個別では、再生細胞薬の外傷性脳損傷を対象とした治験の結果を米学会で発表し、前日にストップ高となったサンバイオ<4592>の動向が再びマザーズ先物の刺激材料となる可能性もあるとみられる。上値のメドは930.0pt、下値のメドは910.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:小動きか、サンバイオの動向は注視