25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円17銭から109円75銭まで下落し、110円05銭で引けた。米国の2月シカゴ連銀全米活動指数が3カ月連続でマイナス、3月ダラス連銀製造業活動指数も予想を下回ったほか、一部長短金利の逆転を受けた景気後退への懸念も存続し、米利下げ観測浮上に伴いドル売りやリスク回避の円買いが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1331ドルまで上昇後、1.1309ドルまで反落して1.1310ドルで引けた。

ユーロ・円は、124円76銭から124円24銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.3246ドルから1.3165ドルまで下落した。英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感やメイ首相の辞任圧力が強まり政局不安がポンド売り材料となった。

ドル・スイスは、0.9938フランから0.9910フランまで下落した。

[経済指標]・米・2月シカゴ連銀全米活動指数:-0.29(予想:-0.38、1月:-0.25←-0.43)・米・3月ダラス連銀製造業活動指数:8.3(予想:8.9、2月:13.1)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 3月25日のNY為替概況