本日のマザーズ先物は、前日に大幅高となった反動で利益確定売りが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、ボーイング株が連日で大幅安となったことでNYダウが反落する一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸するなど高安まちまちだった。マザーズ先物は前日、3%を超える上昇で900pt台を回復しているだけに、目先の利益を確定する売りが出やすいだろう。ただ、米2月消費者物価指数の伸び鈍化で米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止観測が広がり、米ハイテク株の買いが続いていることは投資家心理にポジティブに働き、マザーズ先物にとっても下支え要因となりそうだ。本日はサーバーワークス<4434>がマザーズ市場に新規上場するなどIPOが立て続けにあり、バイオ株など人気の高い銘柄の復調も窺え、個人投資家の中小型株への物色意欲は高まりつつあるようだ。上値のメドは925.0pt、下値のメドは900.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反動安は限定的か、中小型株巡るムードは良好