本日のマザーズ先物は、前週末の米国株の下落や円安一服を受けて、外部環境の先行き不透明感から買い見送りムードが強まりそうだ。前週末の米国市場では、2月雇用統計で非農業雇用者数の伸びが市場予想を大きく下回ったため売りが先行し、NYダウは22ドル安と5日続落した。世界的な景気減速への警戒がくすぶっており、マザーズ先物も現物株の下落を見越した売りが出てきている。ただ、マザーズ先物は先週、週間で3.4%下落しており、日経225先物(3.0%の下落)より下落率が大きい。急ピッチの下落に対する自律反発に期待した買いが入り、売り一巡後は下げ渋ることも想定される。とはいえ株式相場の値動きが荒い展開となれば、個人の投資マインドにも悪影響を及ぼすとみられ、全体の地合い睨みとなりそうだ。上値のメドは880.0pt、下値のメドは860.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:外部環境の先行き不透明感から買い見送り姿勢強まるか