6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円66銭から110円04銭まで上昇し、109円97銭で引けた。11月の米貿易赤字は予想以上に縮小したため、米国の経済成長に楽観的見方が広がった。この日行われた10年国債入札の低調な結果を受けて、米債利回りが上昇したことから、ドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1395ドルから1.1361ドルまで下落し、1.1362ドルで引けた。欧州最大のドイツ経済が成長の減速を示し、欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが再燃。ユーロ・円は、125円11銭から124円82銭まで下落した。日欧金利差の縮小観測でユーロ売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2979ドルまで上昇後、1.2929ドルまで反落。英国中央銀行の金融政策決定会合を控え、調整色が強かった。ドル・スイスは、0.9998フランから1.0027フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米貿易赤字縮小でドル買い強まる