31日の日経平均は大幅続伸した。ローソク足は長い陽線を引いて高値引けした。終値は10月25日の株価急落で空けた窓の上端(24日安値、21911.42円)を上回って窓埋めを完了した。25日線との下方乖離率は4%超とまだ大きいこともあり、反転トレンドの延長が期待される。ボリンジャーバンドでは、日々線が-1σを上回って取引を終え、-2σを一時割り込んだ10月26日を底とする反転基調を示した。明日11月1日にザラ場安値が-1σを超えるようだと、日々線は中心線超えを目指してレンジを切り上げる展開も見込まれる。とはいえ、一目均衡表では、基準線の横ばいと転換線の下降が続いており、雲下限が上昇していることから、弱気から中立への形勢転換にはある程度の時間は要しよう。

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅続伸、-1σ超えまで回復