本日のマザーズ先物は、先週末にかけての急ピッチの下落に対する反動が想定されるものの、個人投資家のマインド悪化を背景に積極的な買いは見送られそうだ。先週末のマザーズ市場では、アマゾン・ドット・コムやアルファベットなど米ハイテク企業の決算に対する失望感から米株価指数先物の下落とともに売りがかさみ、マザーズ先物も連日で年初来安値を更新した。26日の米ナスダック総合指数は急反落したが、マザーズ先物は先回り的に下落した面があるうえ、今月に入り2割近く下落しているだけに買い戻しや押し目買いも見込まれる。ただ、先週末にかけてのマザーズ銘柄の株価急落で個人投資家の需給やマインドは急速に悪化している。金融市場全体が落ち着きを見せるまで、マザーズ先物の戻りも限定的になりそうだ。個別株では、決算とともに新規ゲームの事前登録開始を発表したAiming<3911>、日本初のストレージREIT組成に向けた準備室設置を発表したエリアリンク<8914>などが関心を集めるだろう。上値のメドは890.0pt、下値のメドは850.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:急ピッチの下落で反動想定も、戻りは限定的か