20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円04銭から112円58銭まで上昇し112円50銭で引けた。米国9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回ったほか、米先週分新規失業保険申請件数が49年ぶり低水準となるなど、追加利上げを正当化する結果に、米国10年債利回りは4カ月ぶり高水準に達し、ドル買いが強まった。また、米中貿易摩擦懸念が緩和、新興諸国通貨安が一服したほか、自民党総裁選での安倍首相の連続3選で、アベノミクスが継続するとの見方から円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1739ドルから1.1785ドルまで上昇して1.1777ドルで引けた。バイトマン独連銀総裁の発言「ECBは金融緩和政策のリスクを無視すべきでない」でユーロのショートカバーに拍車がかかった。ユーロ・円は、131円71銭から132円52銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3298ドルまで上昇後、1.3227ドルまで反落した。英国の小売り売上高の増加を受け、金利先高感に伴うポンド買いが再燃。ドル・スイスは、0.9626フランまで上昇後、0.9589フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:良好な米経済指標を意識してリスク選好の円売り強まる