23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円78銭から111円32銭まで上昇し111円26銭で引けた。

米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)(7月31日-8月1日分)議事録に加えて、カプラン米ダラス連銀総裁やジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁が、トランプ大統領の批判にかかわらず金融政策の正常化にはまだ利上げが必要との見解を示したためドル買いに一段と拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1591ドルから1.1530ドルまで下落し、1.1544ドルで引けた。ユーロ圏8月消費者信頼感指数が予想を下回り、欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが加速。ユーロ・円は、128円22銭から128円77銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2889ドルから1.2805ドルまで下落した。英国政府が発表した文書の中で、個人や企業に対して、合意のない離脱にも備えるよう警告したため、警戒感からポンド売りが再燃した。ドル・スイスは、0.9828フランから0.9866フランまで上昇した。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は一時111円32銭、年内追加利上げを織り込むドル買い