本日のマザーズ先物は、5日の米国株の上昇は心理的に好影響を与えるだろうが、米中貿易摩擦の激化に対する警戒感が強く、買い見送りムードが強まりそうだ。前日のマザーズ市場はアジア株の下落などを背景にリスク回避の動きが強まり、マザーズ指数は約9カ月ぶりに1000ptの大台を割り込んだほか、マザーズ先物も1000ptを下回った。
個人投資家の投資マインドに改善の兆しが見られないうえ、信用取引の投げ売りなども継続しそうで、調整長期化懸念が高まっている。一方、連続安に対する懸念や節目を割り込んだことから値ごろ買いなどへの期待感もあるものの、時価総額の大きい主力銘柄が下げ止まらないほか、指数に影響を与えないが直近IPO銘柄も値を崩しており、投資家心理の好転には時間を要しそうだ。上値メドは1020.0pt、下値メドは980.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:さえない投資マインド背景に戻り鈍い