本日のマザーズ先物は、前日の買い戻しの流れが継続するかがポイントとなりそうだ。前日は欧米株安などを嫌気して売り先行でスタートしたが、アジア株の上昇や時間外での米国株価指数先物高を受けて大引けにかけて戻り基調となった。マザーズ指数も一時3%を超える急落から主力株中心に買い戻されプラスに転じ、下ヒゲを大きく伸ばす陽線引けとなり、底入れを窺わせた。20日の米国株の値上がりを先回りして織り込んだ感は否めないが、本日もこの流れが継続すれば、下値不安の解消につながり、個人投資家を中心とした短期筋の投資マインドの改善が期待されよう。また、前日にマザーズ市場に上場したログリー<6579>は初値が付かず買い気配のまま引けた上、本日もZUU<4387>が上場する。投資マネーがIPO銘柄に集中し、全般に波及しない可能性もあるが、投資マインドが悪化していただけに、好スタートを切ることが出来れば、投資家心理の好転につながる可能性もありそうだ。上値メドは1130.0pt、下値メドは1090.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:目先底入れ感が台頭するか