13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:目先達成感も押し目買い意欲は強そう
■決算チェック:アセンテック、1Q営業利益15.6%増、進捗率43.6%
■前場の注目材料:リコー、見て覚えて走る AIロボ開発 映像を学習 経路生成


■目先達成感も押し目買い意欲は強そう

13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続こう。12日の米国市場はFOMC結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードとなり、終日もみ合う展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の22800円だった。円相場は1ドル110円40銭台とやや円安に振れて推移している。この流れを受けて、利食い優勢の展開になりそうだ。

昨日の米朝首脳会談で、両国首脳が共同声明に署名したことが一定の評価を受ける格好だが、ただし非核化の具体策は盛り込まず、不透明感がくすぶる状況であろう。日経平均は昨日までの上昇で節目の23000円を回復していることもあり、いったんは達成感も意識されそうである。米国同様、FOMC結果を見極めたいとの模様眺めムードも高まりやすく、金融株などは手掛けづらくなりそうだ。

昨日は引き続きインデックスに絡んだ売買が中心だが、ややディフェンシブ寄りに映った。米朝首脳会談の合意内容を見極めたいとのムードもあり、やや慎重姿勢もあったとみられる。見極める必要はあるが、リスクオンの流れが強まり押し目買い意欲は強そうだ。そのため、景気敏感セクターへの物色が強まる展開も意識しておきたいところ。その他、世界最大級のゲーム展示会「E3」の開幕を受けて、ゲーム関連を中心としたVR、高性能半導体といった物色も意識されそうだ。

(村瀬 智一)


■アセンテック、1Q営業利益15.6%増、進捗率43.6%

アセンテック<3565>は12日、19年1月期第1四半期決算を発表。売上高が前年同期比51.0%増の16.26憶円、営業利益が同15.6%増の1.33憶円だった。テレワーク導入案件の増加や企業のサイバーセキュリティ対策需要の増加に伴い仮想デスクトップビジネスの事業領域で、売上高が堅調に推移した。通期計画に対する第1四半期営業利益の進捗率は43.6%増。株価は足元で順調なリバウンドをみせており、1月高値を意識したスタンスに。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(22878.35、+74.31)
・ナスダックは上昇(7703.79、+43.87)
・SOX指数は上昇(1416.37、+7.38)
・VIX指数は低下(12.34、-0.01)
・米原油先物は上昇(66.36、+0.26)
・1ドル110円30-40銭
・北朝鮮の非核化
・日銀が大規模緩和継続


・旭化成<3407>、AIで特許解析、他社との優劣把握、事業戦略に生かす
・極東開<7226>、鉄道作業車両に参入、北陸重機を買収


☆前場のイベントスケジュール

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・特になし

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・特になし



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情報提供元: FISCO
記事名:「 前場に注目すべき3つのポイント~目先達成感も押し目買い意欲は強そう