7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円40銭から108円99銭までじり安推移し、109円09銭で引けた。ユーロ・円絡みの売りが優勢となったほか、トランプ米大統領がイラン核合意に関する米国の方針をワシントン時間8日午後2時に発表することを明らかにすると地政学的リスクへの警戒感が強まり、さらなるドル売り・円買い圧力となった。

ユーロ・ドルは、1.1898ドルまで下落後、1.1938ドルまで反発し、1.1924ドルで引けた。3月の独製造業受注は市場予想に反して減少したことを受けて、欧州中央銀行(ECB)の金融政策正常化は一段と遅れるとの見方が広がりユーロ売り材料になった。ユーロ・円は、130円30銭から129円96銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.3516ドルから1.3575ドルまで上昇した。ドル・スイスは、1.0056フランから、1.0018フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:独経済指標悪化でユーロ弱含み