雪印メグ<2270>:3260円(+130円)
大幅続伸。先週末も強い動きが目立っていたが、本日は大和証券が投資判断を「3」から「2」に引き上げており、一段の支援材料とされている。4 月からのコスト増に対応した値上げは想定していたが、チーズ全品の値上げは想定していなかったとして、19.3期営業利益は205億円から225億円に引き上げているもよう。また、「ガセリ菌SP 株」の販売動向にも注目としている。なお、目標株価は3000円から3600円に引き上げている。


オンワードHD<8016>:847円(-119円)
大幅反落。先週末に前2月期の決算を発表している。実績営業利益は51.7億円で前期比23%増益、従来予想の57億円を下回る着地となった。一方、今2月期は72億円で同39%の増益予想、市場コンセンサスも上回る水準とみられる。また、発行済み株式数の1.4%に当たる200万株を上限とする自社株買いも発表した。ただ、実績が計画を下回ったこと、今2月期は中計で100億円が計画されていたことから、ネガティブな反応が優勢に。


パソナ<2168>:1905円(-359円)
大幅続落で下落率。先週末に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は38.6億円で前年同期比2倍強の水準となっているが、上半期は同3.2倍であったたため、12-2月期の増益率は鈍化する状況ではある。好業績評価で株価は高値水準でのもみ合いが続いていたため、インパクトが限定的な決算を受けて、短期的な材料出尽くし感が先行しているようだ。


大有機化<4187>:1590円(+174円)
大幅反発。先週末に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は8.8億円で前年同期比15.8%増益、通期計画の前期比3.7%増益見通しに対して順調なスタート、上振れ期待の高まりにつながっている。主力の塗料樹脂原料が大型広告インキ用材料向けで高水準であるほか、電子材料部門も半導体向け需要を順調に取り込み、収益の押し上げに貢献しているもよう。


KLab<3656>:1858円(+230円)
大幅反発。東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を3300円から3600円に引き上げており、買い材料視される形になっている。リズムアクションゲーム分野の開発ノウハウの高さ、有力IPの高い獲得力、複数タイトルからバランスよく収益を獲得できるビジネスモデルが強みとなっており、レッドオーシャン化が進む国内のスマホゲーム市場では数少ない勝ち組企業と評価しているもよう。


ライフネット<7157>:552円(+47円)
大幅に3日続伸し年初来高値更新。3月の新契約の年換算保険料が前年同月比19%増の1.84億円になったと発表している。9カ月連続のプラス。17年度累計では前年度比26%増の17.14億円だった。新契約が好調に推移していることに加え、4月からKDDI<9433>を通じて「auがんほけん」を発売するなど商品ラインナップを拡充させており、成長期待から買いが集まっているようだ。


イデアインター<3140>:1283円(+53円)
急反発で年初来高値更新。バッグの企画・製造を手掛けるシカタを完全子会社化すると発表している。取得価額は15.94億円。シカタは女性向けバッグでは国内トップクラスのOEMメーカー。イデアインターのトラベルグッズブランド「ミレスト」のバッグカテゴリーにシカタのバッグブランドのノウハウを活かす。また、バッグの企画・製造・販売に関するノウハウや経営資源を相互に活用し、双方の事業の発展を図る。


ソフトフロン<2321>:160円(+6円)
一時181円まで急伸。システム開発の大洋システムテクノロジーと資本業務提携すると発表している。ボイスコンピューティング分野の研究開発を進め、業務自動化支援を中心とする分野に提供する。また、大洋システムテクノロジーに対し第三者割当増資を実施する。発行株式数は142万8600株、発行価額は140円。大洋システムテクノロジーは業務自動化のコンサルティングなどを手掛けている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):パソナ、大有機化、オンワードHDなど