5日の米国市場では、中国の報復関税措置を受けて、米政府高官が交渉の可能性を示唆したことで米中貿易摩擦への警戒感が後退し買いが先行、NYダウは連日で200ドルを超える上昇となった。ただし、米政府高官が交渉の可能性を示唆したことについては、前日の段階でこれを織り込む形で上昇しており、反応は限られそうである。また、S&P業種指数をみても、素材やエネルギー、小売といったところが上昇しており、買い戻しが中心である。一方で、半導体のマイクロテクノロジーがUBSによる「売り」推奨が嫌気されて下落しており、この影響から同業のエヌビディアも売られており、ハイテク株への重石となろう。そのため、内需ディフェンシブの流れから日経平均は引き続きファーストリテ<9983>の動向次第といったところであろう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:内需ディフェンシブの流れ、ファーストリテに注目