連休明け2日の米国市場は、NYダウが458ドル安と大幅に下落した。ハイテク株に売りが広がっており、この影響から売りが先行する格好になろう。昨日の東証1部の売買高は10億株を割り込んでおり、今年最低を記録している。海外勢のフローが限られた影響であるが、海外勢の売り圧力が加わることでより下へのバイアスが強まる可能性がありそうだ。ただし、IPO銘柄への物色が活況となるなど、個人主体の物色は強いとみられ、外部環境のリスクを避ける狙いから、よりディフェンシブや中小型株にリスク回避の資金が向かいやすいだろう。昨日に強い動きをみせていた神戸天然物化学<6568>、アジャイル<6573>、RPA<6572>、SOU<9270>などは利食いが強まったとしても、資金回転が速く、押し目拾いのスタンスになりそうだ。その他、格上げ等が観測されているところでは、関西電<9503>、リコー<7752>、富士フイルム<4901>、協和エクシオ<1951>に注目。

<HT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:関西電や富士フイルムに注目