25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭まで下落後、109円70銭まで反発し、109円42銭で引けた。トランプ大統領は一部メディアとのインタビューで「最終的に強いドルが望ましい」との見方を示したことから、ドルを買い戻す動きが急速に広がった。

ユーロ・ドルは、一時1.2537ドルへ上昇後、1.2364ドルまで反落し、1.2395ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、ドラギ総裁は会見でユーロ高を強くけん制しなかったとの理由でユーロは一段高となった。しかしながら、ドラギ総裁が「年内の利上げの可能性は極めて低い」との見方を示したことから、ユーロ買いは後退。ユーロ・円は、135円04銭から136円29銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4345ドルから1.4083ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9290フランへ下落後、0.9449フランまで反発した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:トランプ米大統領の発言でドル急反発