1月25日19時00分時点のビットコイン(BTC)は、1,250,000円を挟んでの推移となっている。午前中に5日移動平均線とボリンジャーバンド(日足)-1σの位置する水準(1,240,000円)を上抜ける場面がみられたが、一目均衡表における転換線の位置する1,300,000円処がいったん上値抵抗線として意識された。下値を切り上げたレンジ内での推移となるなかで、ドル建てのビットコインにおける日足チャート上でも10,000ドル前後を基準にダブルボトムに類似した形を形成しつつある。足元ではMACDとシグナルの乖離が縮小してきていることから、ナイトセッションでは陽転シグナル発生も意識されてくる可能性もある。なお、ここまでの高値は12:30に付けた1,280,000円、安値は2:00に付けた1,197,820円となっている。

時価総額上位10位の仮想通貨では、前日に発表されたワイスレーテイング(Weiss Rating)による仮想通貨格付け判断を経て、全般に買い戻しの動きがみられるなか、CardanoやStellarが10%超の上げとなった。なお、ビットコインにおける通貨別動向をみると、日本円(日本勢)のシェアが37%と米ドル(米国勢)と逆転してシェアを伸ばしてきている(CryptoCompare参照)。年末年始に大きく積みあがっていたBTC先物(米ドル建て)の出来高が、今週に入り減少傾向にある。これらを勘案すると、意識されていた大口投資家による売り仕掛け的な動きは概ね一巡したという見方もできる。

※ビットコイン/日本円はフィスコ仮想通貨取引所、ビットコイン/米ドル及びアルトコイン上昇率はCoin Market Capを参照。なお、ビットコイン価格については値動きの関係上、ニュース作成時から大きく変動している場合がございます。あらかじめご了承ください。





<SK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 レンジを切り上げ125万円前後での推移【フィスコ・ビットコインニュース】