24日の米国市場ではダウは反発し最高値を更新したが、ハイテク株が売られており、昨日は安川電<6506>、ファナック<6954>、ソニー<6758>の下げ同様、センチメントを悪化させそうだ。また、日銀の黒田総裁の会見では、「緩和縮小を検討する局面にない」と強調したものの、緩和縮小観測が燻っていることで為替市場での円高基調が重しになろう。もち合いレンジ内での推移となろうが、レンジ下限に接近することから、短期的には調整ムードがより強まりやすいところである。一方で、米長期金利上昇を背景に金融セクターへの見直しが意識されるほか、不動産など出遅れていたセクターへの物色が見られている点は安心感につながる。また、マザーズ指数が連日で昨年来高値を更新するなど、個人主体の需給状況は良好であろう。その他、個別で格上げ等が観測されているところでは、スター精密<7718>、電通<4324>が注目される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:スター精密や電通に注目