南太平洋南西部に位置する島々からなるバヌアツ共和国では、特定の条件を満たした外国人が、市民権を仮想通貨ビットコインで購入することが可能となっていることが伝わっている。同国では、投資による市民権取得プログラムを活用すれば、約30万ドルに相当するビットコインを支払った場合に同国のパスポートを取得できるという。

市民権を買い取ることができる島国は、同国以外にマルタやアンティグアなどがあるものの、ビットコインで市民権を購入できるのは世界で初めてとなる。

同国では、関税以外で個人が支払う税金はほとんど無く、キャピタルゲインや所得税などもない。そのうえ、同パスポートは英国など世界116カ国に対してビザ無しで入国が可能であることから、ビットコインによるキャピタルゲインを抑えたい海外資産家の呼び水となるかどうかに注目が集まりそうだ。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 バヌアツ、ビットコインで市民権購入可能に【フィスコ・ビットコインニュース】