利食い先行となろうが、先高観の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場はまちまちの展開となり、米長期金利の下落から金融セクターが売られたが、税制改革への期待から下値は限られた。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行となろうが、前日にバブル崩壊後の戻り高値を突破しており、想定内の一服といったところであろう。ただし、海外勢によるインデックス買いによる上昇であり、依然として日本株の出遅れ感が意識されているほか、好調な企業業績、日銀の金融緩和政策等を背景に資金流入が続くと考えられる。下値の堅さが意識されるなか、押し目買いから上値追いの動きも次第に強まる可能性がありそうだ。

個別ではトヨタ<7203>のほか、新日鉄住<5401>、ソニー<6758>の動向に注目。また、格上げ等が観測されているところで、郵船<9101>、TOWA<6315>、シュッピン<3179>、任天堂<7974>が注目される。



<HT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:郵船や任天堂に注目